Renesas Synergy™

FAQ 1008074 : 分岐後のおのおので、同一関数の引き数が異なる呼び出しが存在する場合の記述例は?

回答

分岐後のおのおので、同一関数に対し異なる引き数を用いて呼び出しを行っている場合、 関数呼び出しを合流後に移動可能であるならば移動します。
このとき、元々の呼び出しの箇所では、その異なる引き数をテンポラリ変数へ代入し、 呼び出しにおいては、そのテンポラリ変数を引き数として用います。

 

変更前   変更後 (8byte減 ※)
    if (s) {
        ...
        func(0, 1, 2);
    }
    else {
        ...
        func(0, 1, 3);
    }
    int tmp;

    if (s) {
        ...
        tmp = 2;
    }
    else {
        ...
        tmp = 3;
    }
    func(0, 1, tmp);


※削減量は例に関するものであり、個々のケースにより異なります。



ソースを変更した結果、出力命令が減少し、高速化もされる場合があります。



ソース変更を行う際には、次のような点に注意してください。

  • ソース変更によりレジスタの使用状況が変わるため、意図しない箇所において、 それまで最適化されずに残っていたレジスタ転送が削除されたり、 逆に、最適化が効かなくなって冗長なレジスタ転送が残ったりする可能性があります。
  • テンポラリ変数を追加することにより、新たなレジスタ変数用レジスタが使用されるようになり、それに伴い、関数の入口/出口でそのレジスタの退避/復帰が追加されることがあります。この場合、退避/復帰のコード分(8バイト)だけコード・サイズが増加します。

 

 

適用製品

V850用コンパイラパッケージ [CA850]

 

他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください