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FAQ 1006696 : 8ビットのALL Flashマイコンには78K0と78K0Sの2つのコアがあるが、違いはなにか。

78K0Sは78K0のサブセットになっており、コアとして、一部の機能が削除されています。削除された主な機能は以下の通りです。(内蔵される周辺機能は個々のマイコンで異なるので、ここでは触れません。)

  • レジスタ・バンク機能
  • 乗除算機能(命令セットとして)
  • 10進補正機能
  • 割り込みの優先度処理機能
  • ソフトウェア割り込み機能
  • ニブル(4ビット)単位でのローテート機能
  • 内蔵フラッシュのセルフ・プログラミングでのブート・スワップ機能


また、命令セットとしては上記の削除された機能に関連した命令を含めて、使用頻度が低いと判断された以下の命令やアドレシングが削除されています。

  • 8ビット転送命令や演算命令において、「ベースト・インデクスト・アドレシング」(例えば、MOV A,[HL+B]やADD A,[HL+C]等)は削除されています。
  • 8ビットのイクスチェンジ命令では「ダイレクト・アドレシング」(XCH A,!addr16)が削除されています。
  • 16ビット転送命令ではSFR領域に対してアクセスできません(そのようなSFRがマッピングされていないので影響はありません)。
  • また、ショート・ダイレクト・アドレシング(saddrp)領域に対するイミーディエト・データの設定(MOVW saddrp,#word)や、ダイレクト・アドレシングでのAXレジスタとの転送(MOVW AX,!addr16等)が削除されています。
  • 8ビットの演算では、演算結果の格納先はAレジスタに限定されます(ADD C,A等は削除されています)。
  • 乗除算命令は削除されています。
  • ニブル(4ビット)単位でのローテート命令(ROR4 [HL]等)は削除されています。
  • 10進補正命令は削除されています。
    (10進補正が必要な場合にはFAQの「78K0Sで10進補正を行うプログラム例」を参照して下さい。)
  • ビット操作関係では転送や演算命令(MOV1 CY,A.bitやAND1 CY,saddr.bit等)が削除されています。
  • CALLF命令が削除されています。
  • ソフトウェア割り込みに関した命令が削除されています。
  • スタック・ポインタに直接値を設定する命令は削除されています(AXレジスタから転送することで対応します)。
  • ビット判定命令でレジスタ・インダイレクト・アドレシング(BT [HL].bit,$addr16等)が削除されています。
  • セマフォ制御命令(BTCLR命令)が削除されています。
  • レジスタ・バンク選択命令が削除されています。


そのほかでは、割り込み処理中に他の割り込みが入ったとき(多重割り込みを使用しないときに)78K0では割り込みから復帰後メイン処理の命令を1命令実 行して次の割り込み処理に入りますが、78K0Sでは、割り込みから復帰後、メイン処理の命令を実行することなく次の割り込み処理に入ります。

適用製品

78K0S/Kx1+
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