Renesas Synergy™

FAQ 1006444 : マイコンのシステム開発はどのように行うのですか。

一般には、次のような開発の流れになります。
(1) システム設計
(2) 部品調達
(3) 試作ハードウエア開発
(4) プログラム開発
(5) IEやシミュレータ、評価ボード等での動作検証とディバグ
(6) ROM書き込み
(7) 実チップでの動作検証
(8) 量産ボード開発
(9) マスクROM発注/フラッシュ・メモリ書き込み
(10) プログラム品での動作検証

(1)では、システム要件に適したマイコンを選定し、各内部機能の動作モードを定義したり、 外部接続やアドレスの割り当て、処理フローの作成などを行います。

(3)(4)は、ハードウエアとソフトウエアの分担で、同時進行することがあります。
(3)では、(1)の設計内容に従って、 ボードのハードウエア設計と部品(マイコン以外)の実装をします。 試作なので、ソケット実装でのラッピング配線やはんだ付けによる配線をすることがあります。

(4)では、パソコンでプログラム作成(プログラミング)をします。開発言語はC言語や、 CPUのアーキテクチャに依存するアセンブリ言語です。
プログラムが完成すると、アセンブリ言語の場合にはアセンブラで、 またC言語の場合にはCコンパイラで、それぞれ機械語(マシン語)に変換します。
Cコンパイラによっては、C言語をアセンブリ言語に落としてから、アセンブラで機械語 に変換する場合もあります。
これらが分割した機械語プログラムなら、その後リンカで結合します。



(5) ターゲット・システム内のマイコンの代わりに、 IE(インサーキット・エミュレータ)とパソコンを接続して、 IE上に展開したプログラムを実行します。

問題があれば、シミュレータやディバッガによって、回路やプログラムのディバグを行います。
なお、想定しているマイコンのパッケージと、IEのアダプタの形状が異なる場合には、変換ソケットが必要です。



(6) PROM(内蔵または外部)ではPROMプログラマで、 またフラッシュ・メモリではフラッシュ・プログラマで、 パソコンを通じて生成した機械語をROMコードに変換して書き込みます。



(7) プログラムを書き込んだROMとマイコンをターゲット・ボードに実装して、 プログラム動作による確認を行います。

(8) プリント基板を作成します。

(9) マスク品で大量生産する場合、ここで作成します。フラッシュ品の場合は、ここで完成プログラムを書き込みます。
マスク品では、プログラムの提示だけでなく、マスク・オプションによる機能指定ができます。
発注方法はROMコードの発注方法をご参照ください。

(10)では、(9)で完成したマイコンと必要なデバイスを(8)の基板に実装して、最終的な動作確認を行います。

他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください