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FAQ 1008983 : 電磁波と電波(Electromagnetic Wave and Electric Wave)

音や光と同様に、電気の振動は、水面の波紋のように、波となって広がります。このとき、電流によって生じる磁界が、直交する電界を発生させ、この電界によって直交する磁界が生じ、これらが連鎖して空気中に放射されたものが電磁波です。



電波は、赤外線より波長が長い電磁波のことです。電波法では、3THz(=3000GHz)以下の周波数の電磁波を電波と定義しています。電波の単純なものは平面波で、電界と磁界の波が、互いに直交しています。



自由空間での電波の伝搬速度は、光に等しく30万km/sです。つまり、周囲4万kmの地球を1秒に7周半する速さです。なお、電波は周波数によって、次のように分類されています。





実際には、光も電磁波の1種です。このため、光の波長ごとの屈折率の違いで虹が見られるように、電波も波長によって伝達特性が異なります。
たとえば、ラジオで使用しているMFやHFでは、地表と電離層の間で反射を繰り返して、地球を回りこんで伝わります(地上波)。これに対して、衛星放送で使用しているマイクロ波では、直線性が強いため、地平線や水平線の先には回りこみません。また、電離層を突き抜けるので衛星に届け、衛星から地球の裏側へ伝えることができます。



【ティー・ブレイク】
AMラジオは、数百kHz程度の搬送波に音声を載せて送信しています。つまり、この程度の周波数でも、電波として利用されています。マイコン・システムでは、数MHz以上(早いものは数百MHz)のクロック・スピードで動作していますので、電波発生の可能性があり、これはノイズの原因となります。
こういったノイズ源となる例はスパーク・ノイズにも多く見られ、ヘア・ドライヤのモータや、2輪車のエンジン、雷などの影響で、AMラジオからノイズ音が出たり、テレビの画像にちらつきが出たりします。また、電池点火式の石油ストーブが、2輪車のスパイク・ノイズで点火してしまい、火災を起こす事故なども起きます(電池ははずして収納しましょう)。

 

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