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FAQ 1006575 : CISCとRISCはどうちがうのですか。

まず、「シスク」「リスク」と読み、名称は次のとおりです。
CISC:Complicated Instruction Set Computer(命令セットが複雑)
RISC:Reduced Instruction Set Computer(命令セットが簡素)

マイコンの進化に伴い、高速化とともに命令の複雑化が進みました。
たとえばA,B,Cという基本機能の3命令があれば、1命令で複数処理のできるA+B、B+C、A+C、A+B+Cのように組み合わせた命令もあって、またアドレシングもたくさんあったほうが便利という発想です。アドレシングについては、オペランドにアクセス・アドレスを記述する直接アドレシングだけでなく、各種レジスタの内容をアクセス・アドレスとしたり、複数レジスタの内容を組み合わせてアクセス・アドレスとしたりする間接アドレシングなど、多様化しました。
こういった流れで発展したのがCISCです。でも、実際にすべての命令が多用されるわけではないのに、命令数が膨大になってしまいました。
命令数が増加すると、命令を実行する前に解析(なにをすべきか判断)するインストラクション・デコーダの負荷が大きくなってしまいます。ソフトでの解析では時間がかかりますし、ハードでの解析では回路規模が大きくなります。また回路の大規模化は、高速動作をさせるために、消費電力の増大も招く結果となりました。さらに、複雑なアドレシングについては、命令実行についての負荷も大きくなります。
これらの問題を見直して、実際に多用される基本命令だけに命令セットをしぼったマイコンがRISCです。
"Risk"ではないので、「危険なマイコン」というわけではありません。

 

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