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FAQ 1006846 : UARTで受信する場合のボー・レートの許容誤差はどれくらいか。計算方法を教えてください。

ボー・レートの許容誤差は、ビットの中央でサンプリングを開始し、 ボー・レートの誤差によるサンプリング位置のずれが蓄積されていった場合に、 ストップ・ビットの位置でどの程度になるかから判断します。

理想的な場合 (スタート・ビットの検出遅れがなく、サンプリングでのセットアップ時間やホールド時間が必要ない場合) にはスタート・ビット位置でのマージンは 50% (中央であることから、前後に 50%ずれても大丈夫) です。
これをストップ・ビットまでのビット数で割ることでボー・レート許容誤差が求められます。

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実際のケースでは、 サンプリング周期やデータのサンプリングでのセットアップ時間やホールド時間を加味する必要があり、 50%が 40数%になり、それをビット長で割ることでボー・レートの許容誤差が求まります。 (どの程度マージンが少なくなるかは個々のデバイスで異なります。)
このようにして得られた値は送信側と受信側の相対的な許容誤差となります。

なお、これらの値は受信信号の波形が理想的な場合の値です。
実際の受信波形は伝送路の影響で波形が歪みます。
このような場合にはデバイスがスタート・ビットを判定するレベル付近での信号の変化が緩やかになり、 しかもノイズの影響も受けやすくなり、判定タイミングがバラツキます。
このため、スタート・ビット位置でのマージンの40数%の値がさらに小さくなってしまい、 その分ボー・レートの許容誤差は少なくなります。
従って、あまり許容誤差を大きく見積もらないようにしないと、誤動作の原因となります。

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適用製品

RL78 ファミリ
78K ファミリ
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