Renesas Synergy™

FAQ 1010386 : CRC演算の期待値が.hexファイルの期待値と異なる

Q: 質問

RL78ファミリマイコンのCRC演算機能をCS+の環境でE1またはE20でデバッグしています。
ビルド時に生成された.hexファイルには指定したアドレスにCRC演算の期待値が埋め込まれていますが、CS+でターゲットへプログラムをダウンロードし指定したアドレスを確認すると、.hexファイルの期待値と異なる値が表示されます。


A: 回答

デバッガでダウンロードを実行すると、デフォルト設定では.lmfファイル(コード部分とデバッグ情報を含んだファイル)がダウンロードされます。
.hexファイルと異なり.lmfファイルにはCRC演算期待値は埋め込まれておりません。

IECUBE(フルスペック・エミュレータ)で.hexファイルのダウンロードを行い、CRC演算期待値を確認できますが、場合によってはE1またはE20でも確認可能です。下記をご確認ください。

汎用CRCの場合

オンチップデバッグオプションバイトにて

  • オンチップデバッグ許可設定の場合
    CRC期待値の配置場所がモニタプログラム領域と重複している場合 → "方法1"
    CRC期待値の配置場所がモニタプログラム領域に重複していない場合 → "方法2"
  • オンチップデバッグ禁止設定の場合 → "方法3"

高速CRCの場合

オンチップデバッグオプションバイトにて

  • オンチップデバッグ許可設定の場合 → "方法1"
  • オンチップデバッグ禁止設定の場合 → "方法3"

方法1

  1. オンチップ・デバッグ・オプションバイトでオンチップ・デバッグ許可に設定した.hexファイルをRenesas Flash Programmer(RFP)でターゲットへ書き込む。
  2. 以下設定後、CS+(デバッグ・ツール)をターゲットと接続する。
    • シンボル情報だけダウンロードするように設定
      プロジェクトツリー内のデバッグツールを右クリックし[プロパティ]を選択。
      [ダウンロードファイル設定]タブ内のダウンロード->ダウンロードするファイル-> オブジェクトをダウンロードするにて「いいえ」を選択。
    • デバッグ用のモニタ・プログラムが書き込まれないように設定
      [接続設定]タブ->フラッシュ->フラッシュ書き換えを許可するにて「いいえ」を選択。

    以上設定後、[デバッグ]メニュー内の「デバッグ・ツールへダウンロード」し、CRC演算期待値を確認してください。

    注意:
    本設定ではデバッグ用のモニタ・プログラムが書き込まれておらず、またフラッシュ書き換え禁止に設定されているため、疑似RRM/DMMやソフトウエアブレークは使用できません。

方法2

  1. デバッグ・ツールを右クリックしてプロパティを選択。
  2. [ダウンロード・ファイル設定]タブ内の[ダウンロードするファイル]の欄の右端の[...]ボタンをクリック。
  3. ダウンロード・ファイル ダイアログの[ダウンロード・ファイルのプロパティ]エリアで、
    [オブジェクトをダウンロードする]->[いいえ]、[ファイルの種類]->[ヘキサ・ファイル]を選択。
    [ダウンロード・ファイル一覧]エリアで、.hexファイルを選択し、[追加]ボタンをクリック後、[OK]ボタンをクリックしダイアログを閉じる。
  4. デバッガからhexファイルのダウンロードを実行し、CRC演算期待値を確認してください。

方法3

  1. IECUBEまたは実機での確認のみになります。

適用製品

CS+ (旧 CubeSuite+)
E1 [R0E000010KCE00]
E20 [R0E000200KCT00]
IECUBE
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