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FAQ 105645 : [フラッシュ開発ツールキット V.2, V.3, V.4] フラッシュのROMデータを読み出すことはできますか?

Q: 質問 

[フラッシュ開発ツールキット V.2, V.3, V.4] フラッシュのROMデータを読み出すことはできますか?


A: 回答 

はい、できます。
ただし、マイコンファミリによって読み出せる内容と条件が異なります。

(1)  

SuperH RISC engineファミリ

プログラムを書き込み後、マイコンの電源をOFFにしない状態であれば、以下の手順で書き込んだ値を読み出せます。
Flash Development Toolkitのメニューバーから「デバイス」→「アップロード」を選択し、”アップロード” ダイアログボックスを開きます。アップロードダイアログボックス中にアドレス範囲、データ長などの情報を入力し、「アップロード」のボタンをクリックしてください。エディタウインドウ中に読み出したデータを表示します。

プログラム書込み後、一旦マイコンの電源をOFFにした場合は、マイコン起動モードによりデータ読み出し可否が変わります。

(a) マイコンをブートモードで起動した場合、常にマイコンはフラッシュメモリを全て消去します。これはFlash DevelopmentToolkitの仕様ではなく、マイコンに内蔵しているブートプログラムの仕様です。そのため、Flash DevelopmentToolkit以外のプログラマを使っても、フラッシュメモリを全て消去という動作は同じです。したがって、読み出されるデータは消去状態である”FF"です。
これは第三者が不当にフラッシュメモリの内容を読み出さないようにという目的で組み込まれた仕様です。

(b)ユーザプログラミングモードで起動した場合は、フラッシュメモリの内容を消去しません。データ読み出し可能です。

(2)   H8SXファミリ

(1)と同様です。
(3)  

H8Sファミリ

(1)と同様です。

(4)  

H8ファミリ

(1)と同様です。

(5)  

M16Cファミリ(M32C,M16C,M16C/Tiny)、R8Cファミリおよび740ファミリのフラッシュメモリ版

以下の手順で書き込んだ値を読み出すことができます。
Flash Development Toolkitのメニューバーから「デバイス」→「アップロード」を選択し、”アップロード”ダイアログボックスを開きます。アップロード ダイアログボックス中にアドレス範囲、データ長などの情報を入力し、「アップロード」のボタンをクリックしてください。エディタウインドウ中に 読み出したデータを表示します。

なお、M16Cファミリでは、プロテクト機能としてIDコード機能があります。
このため、”IDコードダイアログ”で入力したIDコードとMCU内部に書き込まれた IDコードが一致した場合のみ読み出しが可能です。
MCU内部に書き込まれたIDコードが初期値(H'FF FF FF FF FF FF FFまたは H'00 00 00 00 00 0000)の場合は、Flash Development Toolkitが自動的に照合を行うため、”IDコードダイアログ”は表示されません。

一度IDコードを入力した後は、マイコンの電源をOFFにするか、デバイスとの切断を行うまで、自動で照合が行われ、、”IDコードダイアログ”は表示されません。

(6)  

740ファミリのQzROM版

以下の手順で書き込んだ値を読み出すことができます。
Flash DevelopmentToolkitのメニューバーから「デバイス」→「アップロード」を選択し、”アップロード”ダイアログボックスを開きます。アップロードダイアログボックス中にアドレス範囲、データ長などの情報を入力し、「アップロード」のボタンをクリックしてください。エディタウインドウ中に読み出したデータを表示します。

ただし、QzROMにはプロテクト機能があり、プロテクト機能が有効になっている場合は読み出しはできません。

 

適用製品

フラッシュ開発ツールキット (Flash Development Toolkit)
SuperH RISC engineファミリ
H8SXファミリ
H8Sファミリ
H8ファミリ
M16Cファミリ(M32C,M16C,M16C/Tiny)
R8Cファミリ
740ファミリ
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