Renesas Synergy™

FAQ 105130 : CRx 端子をVcc にショートさせた場合、CAN はどのような動作をするのですか?

CRx 端子は"H"レベルに固定され常にレセシブを検出します。
送信しようとしてSOF でドミナントを送信しても、レセシブを受信するため、このノードはビットエラーを検出します。ビットエラーを検出するとエラーフレームを即座に送信しますが、エラーフレームの1 ビット目でも同様に、ドミナントを送信してレセシブ受信し、ビットエラーを検出します。このように、1 ビットごとに送信エラーカウンタが+8 され、たちまちこのノードはエラーパッシブ状態に遷移します。
エラーパッシブ状態になると、このノードはパッシブエラーフレームを送信します。パッシブエラーフレームはすべてレセシブビットで構成されるので、このノードは正常にエラーフレームを送信します。しかし、次のSOF を再送信した時にエラーを検出し、再びパッシブエラーフレームを送信します。このように、今度は25 ビット(エラーフラグ6 ビット+エラーデリミタ8 ビット+インターミッション3 ビット+サスペンドトランスミッション8 ビット)ごとに送信エラーカウンタが+8 され、やがてこのノードはバスオフ状態に遷移します。
ところがこのノードは、レセシブしか受信しないので、11 ×128 ビット後には、エラーアクティブ状態に復帰し、以後これを繰り返します。

このような時、他ノードの立場に立ってみると、他ノードはフレームを送信しても、このノードからエラーフレームを送信されるため、自由に通信できない状態になります。ですから、バスオフを数回検出したら、断線やトランシーバの接続状態、CAN コントローラなどを診断する必要があります。実際、ハードウェア的に回復できなくなってしまう時に備え、2 チャンネルあるCAN の片方を故障時のバックアップとして用意するなどの使用方法が用いられています。

適用製品

R8C/22
R8C/23
R8C/34W, R8C/34X, R8C/34Y, R8C/34Z
R8C/36W, R8C/36X, R8C/36Y, R8C/36Z
R8C/38W, R8C/38X, R8C/38Y, R8C/38Z
R8C/34E, R8C/34F, R8C/34G, R8C/34H
R8C/36E, R8C/36F, R8C/36G, R8C/36H
R8C/38E, R8C/38F, R8C/38G, R8C/38H
M32C/88 (M32C/88T)
M32C/87 (M32C/87, M32C/87A, M32C/87B)
M32C/85 (M32C/85, M32C/85T)
M32C/84 (M32C/84, M32C/84T)
M32C/83 (M32C/83, M32C/83T)
M16C/6N4, M16C/6N5
M16C/6NK, M16C/6NL, M16C/6NM, M16C/6NN
M16C/5L, M16C/56
M16C/5LD, M16C/56D
M16C/5M, M16C/57
M16C/29
他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください